茅ヶ崎市保健所は、11月1日から茅ヶ崎医師会(会員医療機関 )と訪問看護ステーション4カ所に委託し、新型コロナウイルスの自宅療養患者の健康観察等をスタートさせた。自宅での療養患者を円滑に「地域医療」へつなげる体制を構築することで、患者が安心して療養できる環境を整えるのが狙い。
同取り組みは、地域の医師会などが自宅療養患者を見守る神奈川県の事業「地域療養の神奈川モデル」の茅ヶ崎版。今後、自宅療養患者のうち、悪化リスクのある人や悪化が疑われる人を感染状況に応じて保健所が選定し、本人の了解を得て、茅ヶ崎医師会や訪問看護ステーションへとつなぐ。情報提供を受けた医療機関の医師や看護師は、病状に合わせて1日1回以上、電話等による健康観察を行うとともに、必要に応じてオンライン診療や薬剤の処方、往診等を実施するという。 また、入院等が必要と判断した場合は、医療機関が保健所へ報告し、患者の受診・入院調整を行う。
対象となるのは、「神奈川モデル入院優先度判断スコア3以上」「入院待機者」「血中酸素飽和度95%以下」 等の自宅療養患者、保健所が医師等による観察を必要と判断した自宅療養患者。
市保健所保健予防課によれば、11月1日現在の自宅療養患者は2人。8月下旬のピーク時は約530人だった。「第5波では対象者が多く入院できないケースもあった。第6波に備え、自宅でも安心して療養できる仕組みを整えたい」と話す。
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