永田輝樹市議 市長選への出馬を表明 市庁舎については「建て替えでなく耐震補強で」
茅ヶ崎市議会議員の永田輝樹氏(47)が任期満了に伴い4月24日に投開票される茅ヶ崎市長選に無所属で立候補することを明らかにした。同市長選への出馬表明は永田氏で4人目となり、熱戦の様相を呈してきた。
今月21日、本紙の取材に対し市長選への出馬意向を示した。永田氏は争点となっている市役所本庁舎の建て替え計画に反対の立場を取っており、「限られた財源の中で倒壊、崩壊しないレベルの耐震補強を目指すのがベスト。建て替えと耐震補強の差額を他の市民サービスに配分すべき」と強く訴えた。
永田氏によると、建て替え72億円に対し、耐震補強の場合8〜20億となり、その差額が50億〜最大64億ほど生じるという。市民サービスについては、茅ヶ崎市民文化会館など、耐震性の低い他の施設の早期整備を挙げるほか、「待機児童解消に向けての施策」「子ども医療費負担の対象年齢の引き上げ」「下水道整備の促進」「相模縦貫道開通を見据えた地域振興」などを挙げ、「市民の生活に直結した課題を視野に入れ、バランスよく振り分けた方が良い」と指摘する。
この時期の出馬表明については「決めたのは2月上旬頃。市庁舎問題で市民世論を強く感じた。議論をリードしてきた政治家の一人として挑戦したいと思った」と話し、「街頭活動を地道に続けながら愚直に市民に伝える、それしかないと思います」と今後の動きについて意欲を見せた。
永田氏は松林中学校、県立湘南高校、神奈川大学、立正大学大学院を卒業。2003年4月の市議選で初当選。現在2期目。市内松林在住。
同市長選にはこれまでに元県議の藤間明男氏(55)、現職の服部信明氏(49)、高校非常勤講師の桂秀光氏(54)が名乗りを上げている(表明順)。【2月22日寄稿】
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