音二郎と貞奴 トークイベント 波乱の世界漫遊を辿る ファン226人が参加
川上音二郎没後100年、川上貞奴生誕140年記念事業の一環として、「音二郎と貞奴、世界漫遊記」と題したトークイベントが今月12日、茅ヶ崎市役所分庁舎コミュニティホールで開催された。会場には226人の市民らが訪れ、ほぼ満席となった。
明治期、現在の高砂緑地(東海岸北)に自邸「萬松園」を構えていた音二郎とその妻、貞奴。節目に当たる今年、2人の業績をたたえ、茅ヶ崎市の文化芸能の発展を目指そうと、市と市民団体らが中心となり秋まで記念事業として講演会や展覧会を企画している。
イベントの皮切りとなった同トークイベントは、茅ヶ崎市美術館の小川稔館長が務め、川上一座が1899年から1901年までに行った欧米渡航の様子を写真や映像とともに紹介。来場者は、失敗と成功を経験した2人の波乱万丈の漫遊話を真剣な表情で傾聴した。講演の最後には昭和8年に撮られた貴重な貞奴の映像なども披露され、会場を沸かせていた。
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