レポート 市内のAED設置数約200基 一般の稼働例はいずれも蘇生
先ごろ、練習中に急性心筋梗塞で倒れ、一人のサッカー選手の命が奪われた。あいにく練習場には、自動体外式除細動器(以下AED)が設置されておらず、事故後の対応についても課題が残された。
茅ヶ崎市内のAED設置箇所は市役所や小中高、コミュニティセンターなどの公共施設に94基、マンションなどの民間施設には100基前後が設けられている(茅ヶ崎市消防署調べ)。また設置が義務付けられた平成16年から現在までに市内で一般の人が、公共施設で稼働した例は4件ある。一般的に蘇生率は倒れてから1分経過するごとに7%から10%低下すると言われるが、いずれのケースも早期発見だったこともあり、すべて蘇生している。民間施設での稼働数は不明。
AEDは講習などを受けずに誰でも使用することができる。しかし茅ヶ崎市消防署では、毎月2回の定期講習会(1回3時間程度)や各自治体、スポーツ団体などにも同様の講習会を開催しており、「AEDがあるからといって必ず助かるわけではないという点をまず理解してほしい。正しい使用方法を学んで、非常時に即座に行動できる力を身につけてほしいです」と同署員は話している。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|