県立里山公園(茅ヶ崎市芹沢)内北側にある「柳(やなぎ)谷(やと)」を中心に自然観察会や環境保全などに取り組んでいる『柳谷の自然に学ぶ会』(野田晴美会長、メンバー35人)が今年10月で活動20年目を迎える。
会設立のきっかけは平成4年、この場所に県立公園設立の構想が持ち上がったこと。当初、スポーツ施設などを備えた都市型公園を想定していた県に対し、地場農業の保護や次世代を担う子どもたちの教育の場として、自然が残る公園の実現を目指し発足した。
「県立茅ヶ崎北部丘陵公園計画に関する要望書」(平成4年)や、数回にわたる柳谷の実態調査報告といった活動を実施。公園は構想を少しずつ変更していき、里山や柳谷の自然を活かした施設として平成13年にオープンした。メンバーの一人、岩本和代さんは「埋立などの整備で自然が変わりつつあったこの場所で、里山の状況をどうしても残したいという思いが強かったです」と振り返る。
次代へ向けた活動
現在は8月以外毎月開催している「柳谷の自然観察会」や、機関紙「緑のまち」の発行に加え小学校の総合学習のサポートなど、次世代に向けた活動も行っている。「自然に親しみつつその大切さを伝えたいので、とにかく積極的に会の活動をしようと考えています。普段の活動と子どもたち向けの授業の下準備など大変ですが、魂を込めてやっています。感謝の言葉を貰うと苦労は全部忘れちゃいますよ」と加賀靖二さん。
次回観察会は「カメムシを見よう」というテーマで9月25日開催。催しの問合せなどは【電話】0467(51)8489野田会長へ。
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