未曾有の震災で激動の年に 2011年の茅ヶ崎を振り返る
今年一年の世相を表す漢字一文字は「絆」。3・11の東日本大震災以降、茅ヶ崎市内でも様々な形で復興支援活動が行われ、人と人との絆を感じる節目ともなった。茅ヶ崎の2011年を振り返ってみる。
上半期
新年の幕開け、1月10日には平成2年から平成3年までに生まれた男女2154人が集い、成人の仲間入りをした。同日、県内最古の歴史を誇る第73回高南駅伝では史上最多の98チームが出場し、男女共に松林チームが優勝した。
2月には病気治療により活動を休止していた桑田佳祐さんが10年振りに茅ヶ崎でライブを決行。中央公園では大復活祭が行われ、3万3千人が訪れた。
3月11日、国内観測史上最大規模のM9を記録した東日本大震災が勃発。市内でも震度5弱を記録し、帰宅困難者を含め2千人以上が公共施設などに避難。地震に伴い、計画停電が実施されたほか、大岡越前祭などの中止も決まった。
4月、市内19校目となる市立汐見台小学校が開校し、290人ほどの児童が入学した。県議、市長、市議の統一地方選も4月に行われた。市庁舎の建て替えの是非が争点となった市長選は推進派の現職、服部信明氏が当選し、3選を果たした。
下半期
7月、市が誇る伝統行事の一つ「浜降祭」は復興祈願の意味合いを込め敢行された。同月、一輪車の全日本大会では赤羽根在住の佐藤彩香さんが総合優勝、オーシャンブルーがグループ演技部門中学生の部で優勝する快挙を遂げた。
川上音二郎没後100年・川上貞奴生誕140年を記念したイベントが9月から本格始動。茅ヶ崎ゆかりの文化遺産を再発見するきっかけとなった。また、同月、市内在住のアスリート、鈴木一也さんらが沖縄から台湾までの泳断に成功し、日台の架け橋となった。
10月には茅ヶ崎市立病院にICU(集中治療室)が開設され、緊急搬送の受け入れが可能に。
11月、プロ野球のドラフト会議で横浜から8位指名を受けた茅ヶ崎西浜高校の古村徹投手が入団。商業の動きとしては、湘南最大級のショッピング施設「テラスモール湘南」が同月11日、辻堂駅前にオープンし、市内の店舗もテナント入り。開店から3日間で42万人が来店した。
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