自転車事故多発地域 茅ヶ崎は8年連続指定 県平均を10ポイント以上上回る
茅ヶ崎市は5月1日付で自転車交通事故多発地域に指定された。これは2011年中の自転車交通事故の割合が県内平均より3ポイント以上高い地域が指定されるもので、8年連続の指定となった。
茅ヶ崎市内の2011年中の全事故発生件数は845件。この内自転車事故が302件で構成率は35・7%。県平均24・4%に対して10ポイント以上、上回っている結果となった。自転車事故の件数は前年(2010年)に比べると98件減少したが、相変わらず高い数値を示しており県内では川崎市川崎区、同中原区に次ぐ、3番目に高い割合となっている。
その理由として茅ヶ崎警察署は、市内の道の狭さや交通マナーの悪化などを挙げている。これまで茅ヶ崎署では、市内でも事故が多発していた県道45号丸子中山茅ヶ崎線から円蔵交差点までの自転車通行帯の設置や、市内の小、中学校などで実施している安全教室、自転車ルール講習会など様々な策を講じてきたが、成果が上がってきたとはいえない状況だ。
茅ヶ崎署交通課は「市と警察署などが一体となって事故減少に向けて、取り組んでいます。2011年の数値は、減少という結果が出ましたが、これだけでは一概に成果が出たとは言えない。今後も小学生などを中心に徹底した指導をして自転車事故の防止に努めていきたい。市民の方には、もう一度交通ルールやマナーを確認して、安全運転を徹底してほしい」と呼びかけている。
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