茅ヶ崎発のものづくり力を世界市場に――
市内に本社を構える機械金属加工の企業4社が、11月6日(火)からパリで始まる工業系企業の展示会「MIDEST」に参加する。36カ国の企業が出展する中、日本の企業としては唯一の参加となる。
出展するのは(株)ダイショウ(円蔵)、(株)シンクフォー(円蔵)、(株)由紀精密(円蔵)、(株)永井機械製作所(萩園)の4社。それぞれが精巧に作り込んだ工業製品のサンプルを持ち寄り世界進出の足掛かりを模索する。
昨年パリで行われた航空機器の展示会に由紀精密が出展したことが発端となり、今回の合同出展へと繋がった。シンクフォーの山下祐代表取締役は「日本の産業全体が先行き不透明な状態。視野を世界に広げて、自分たちの技術が求められるところに売りに行く必要を感じました。今回は新たなチャレンジとして名前を売り込みに行きます」と話す。
欧州は航空・宇宙産業、そして軍事産業といった、高度な技術が求められる分野が盛んな地域。試作品を含め小ロット生産の需要が高く、加えて高い技術力や納期のスピードも求められることが多い。これら条件は4社のメリットが最大限に活かせる市場でもあり、今回の世界進出に賭ける大きな理由だ。
ダイショウの石塚裕代表取締役は「言葉の壁はあっても加工技術や製品そのものに壁は無い。4社が相互に連携して市場を開拓していきたいです」と意気込みを話している。
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