地域に親しまれる寺院に 成就院で恒例の花まつり
市内甘沼の成就院(鳴海善通住職)で、4月8日にお釈迦様の誕生を祝う祭り「花まつり」が開催された。400年以上の歴史を持つ高野山真言宗の同院。この催しは「地域に開かれたお寺として、交流しやすい環境を作りたい」という思いで、約30年前から開催されている。
当日は晴天の下、地元の幼稚園児、小学生や住民など約600人の参詣者が訪れた。会場では花御堂の中に安置されたお釈迦様の誕生仏に、誕生時に産湯に甘露を注いだという故事に倣い、甘茶を注いで祝福した。また、参詣者には甘茶などが振る舞われたほか、屋台でも賑わいをみせていた。
鳴海弘淳副住職は「親しみやすい環境を作ろうと始めて、5年ほど前に規模を拡大したこの催しですが、毎年多くの方にご来場頂き感謝しています。お寺は少々暗いイメージを持たれがちですが、私たちはこうした催しを通して、敷居を低くして日頃から明るいイメージをもって頂けるようなお寺にしていきたい」と話していた。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|