このほど市は、矢畑在住の辻朱夏(あやか)さん(12)に茅ヶ崎市特別表彰を贈呈した。
辻さんは、2013年3月29日から31日まで開催された財団法人全日本スキー連盟主催「JOCジュニアオリンピックカップ2013兼全日本ジュニアスキー選手権大会」(北海道歌志内市かもい岳スキー場大会コース)で、K1(小学5・6年生)女子GS(大回転)で優勝を果たした。
同大会のK1女子GSの競技参加者は50人で、その多くは雪国である北海道や長野県出身者が多かったが、それら並み居る強豪たちを抑え、57・16秒というタイムをたたき出し、2位に0・23秒差をつけて優勝に輝いた。
幼稚園のころから遊びでスキーを始め、小学1年生の時に、週末に行うスキースクールに参加したことなどがきっかけで、本格的にスキーをするようになったという辻さん。小学3年生のころからは、ほぼ毎週末に茅ヶ崎からお父さんが運転する車で東北方面のスキー場まで行き、現地コーチの下で練習を重ねているという。今年4月に入学した梅田中学校では、陸上部に所属。雪がなくなる夏季シーズンは、入学前から行っていた陸上トレーニングにより力を入れ、冬季に向けて体力作りなどを行っている。現在は身長に合わせて変え続けているスキー板などのメンテナンスも自分で行い、エッジやワックスを使った手入れもこだわりをもって行っているという。
憧れは米国のミカエラ・シフリン選手(18)。同選手は2013年ワールドカップ女子SL(回転)の覇者。まだ同じ大会で競ったことはないが、数年後にはそれが現実となるよう練習に励んでいるとのこと。努力は惜しまず、板の手入れ等に何時間も費やす姿には両親もびっくりだという。
最高速度75Km/時を出す競技に挑み、優勝を果たした朱夏さんを「熱中し集中した結果」とお母さんは話す。「今回の優勝はとても嬉しい。将来の夢は五輪やW杯で優勝することです」と朱夏さんはハニカミ笑顔で話していた。
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