「ベスト盤には幅広い楽曲が収録されています。何気ない空気感も楽しんで欲しいです」（ＩＷＡＯさん）。
国内外で活動するウクレレアーティストで作曲家のＩＷＡＯ（本名・山口岩男）さん（50）＝松尾在住＝が10月５日（土）にベスト盤アルバム「ＵＫＵＬＥＬＥ ＨＥＡＶＥＮ」を発表する。
１９８０年代にシンガーソングライターとしてデビューしたＩＷＡＯさん。「26歳の時に出会った最初のウクレレはお土産物。趣味でぽろぽろ爪弾く程度でしたが、少しずつライブで弾いたりしていくうちに関係者に知られていった感じです」
90年代後半からウクレレ奏者としての活動が主になり、それ以降にリリースした自身名義のウクレレアルバムは38枚、客演などの参加アルバムは１００枚を超える。現在は国内のウクレレ・サウンドを牽引する音楽家の一人だ。「和みや癒しが伝わって、耳を邪魔しない可愛らしい音がウクレレの良さですね」
湘南で完結できた作品
９月に50歳を迎え、節目のタイミングで発表されるこのベスト盤は「ハワイ音楽の象徴」だけでないウクレレの魅力が詰まった作品となっている。一聴してハワイアンらしさを感じさせない楽曲など、バラエティ豊かな21曲。「オリジナル曲と過去に収録したジャズやボサノヴァ、映画音楽などお馴染みのスタンダードをウクレレで昇華した幅広いサウンドです。全体的に優しくてリラックスできるアルバムに仕上がりました」（ＩＷＡＯさん）。
ベスト盤が入手できるのはＩＷＡＯさん出演のライブ会場やＨＰ、限定されたカフェやセレクトショップのみとなっている。「大手レコード会社に委ねるのではなく、大事に売りたかったんです」（ＩＷＡＯさん）と語る今作。デザイン関係は鎌倉、音の仕上げは平塚と、湘南で完結できた作品という思い入れの強いものとなった。
今後は市内や近隣エリアでのライブやウクレレのレッスンなど、活動の幅を広げていく予定だ。
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