釈迦の誕生祝う 成就院で花まつり
市内甘沼の成就院(鳴海善通住職)で4月8日、お釈迦様の誕生を祝う祭り「花まつり」が行われた。
400年以上の歴史を持つ高野山真言宗の同院。地域に開かれた寺として「交流しやすい環境を作りたい」と、約30年前から毎年同まつりを開催している。
朝から晴天に恵まれたこの日、地域住民や地元の幼稚園児など多くの参詣者が9時の開始とともに続々と祝福に訪れた。
会場では、色とりどりの花が飾られた花御堂の中に安置されたお釈迦様の誕生仏に、お釈迦様の誕生時に産湯に甘露を注いだという故事に倣い、甘茶を注いで祝福した。
また参詣者には甘茶や酒などが振る舞われたほか、カレーやメンチなどの模擬店も出店するなど会場は賑わいを見せていた。
市内高田から訪れたという60歳代の女性は「今回で2回目。天気がいいので来てみた。子どものころ育った地域ではなかった催しなので新鮮」と振る舞われた甘茶に舌鼓を打ちながら話した。また同院は桜の名所ということもあり、デジタルカメラやビデオカメラを片手に撮影する姿もあちこちで見られた。
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