市内鶴が台団地や茅ヶ崎ラスカなどに販売店を設ける株式会社矢島ハム(本社・茅ヶ崎市鶴が台【電話】0467・53・0421)が製造販売する2商品が、2014年度モンドセレクションの銀賞と銅賞にそれぞれ選ばれた。
モンドセレクションとは1961年にベルギーで創設された食品など様々な製品の技術的な品質を審査、評価する民間団体。毎年約90カ国から3000を超える商品の評価を行っている。
矢島ハムが出品したのは「手巻きロースハム」(銀賞)と「荒挽フランクフルト」(銅賞)。2品とも1925年創業の頃から親しまれている定番の商品だ。同社が商品のクオリティなどを選考されるような企画に出品したのは今回が初めてとのこと。両商品は2月に行われたモンドセレクションの選考会を経てこのほど受賞が決まった。
矢島淳一代表取締役は「日本でモンドセレクションの選考があると知ったのもあるが、私たちが作っているものの評価を確かめたかったのが出品の大きな理由です。矢島ハムとして提供している商品の品質が広く証明できたと思います」と受賞を喜ぶ。
ドイツ製法の手作りハムにこだわる同社。現在、日々のハム作りを任されているのは、責任者の中山定男さん(62)とフランス人のセドリック・ティアニーさん(42)ら。仏産天然塩と国産塩で調合された塩水に、長時間漬け込まれた国産食材を桜チップでスモークするなど、伝統の加工技法を受け継ぎ、製造を行っている。
「年々、モンドセレクションは賞を貰うことが厳しくなっていると聞いていましたので、提出した全2品が選ばれたのは素直に嬉しいですね。ただ今回の受賞に奢ることなく高品質の商品作りをこれからも続けていきたい」と矢島代表は語っている。
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