昭和初期から戦後にかけてボクシング界を牽引した伝説のボクサー・ピストン堀口(本名・堀口恒男、1914〜50)の生誕100年を記念し、6月1日(日)に「拳聖ピストン堀口・生誕100年祭」(主催・同祭実行委員会)が茅ヶ崎市総合体育館で開催される。
ピストン堀口は1914年栃木県に生まれ、早稲田大学在学中の33年にプロデビュー。驚異的なタフネスと攻撃力で白星を積み重ね、引き分けを挟み47連勝という前人未到の記録を打ち立てた。相手をロープに追い詰めての左右の連打がブレーキのない機関車を想起させることから「ピストン戦法」と呼ばれ、連打に合わせて「わっしょい!わっしょい!」と大合唱が起こるなど、”拳聖”として国民的人気を誇った。
そんな拳聖と茅ヶ崎市のゆかりは深い。36年に市内幸町に自身の練習場を開設するとともに市内に居住。その後の拳闘人生の拠点としたのだ。練習場は現在「ピストン堀口道場」(茅ヶ崎1の4の25)として堀口の魂を伝えており、同道場代表でピストン堀口の孫にあたる堀口昌彰さんは、「茅ヶ崎にピストン堀口がいたことを改めて周知し、ボクシングを通して地域活性化に貢献できれば」と生誕100年祭への想いを語る。
イベントでは、現WBC世界ライトフライ級王者の井上尚弥選手と同フライ級王者の八重樫東選手、WBA女子世界ライトミニマム級王者の宮尾綾香選手がエキシビジョンマッチを行う。また、同道場のボクサーを中心とした若手ボクサーによる全11試合も実施。5月30日(金)からはベルトなど堀口ゆかりの品展示や当時のニュースも上映される。
当日は午後3時30分試合開始(3時開場)。リングサイド8千円、自由席A5千円、自由席B3千円で、当日券は午後2時から同館ロビーで販売される。また、茅ヶ崎市内在住・在学・在勤者を対象に、当日午前10時から同館前で無料招待券400枚が先着順で配布される。問合せは同委員会【電話】0467・82・4745へ。
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