東日本大震災以降、野外活動が制限されている福島県の小学生とその保護者19人が9月20日から23日まで柳島キャンプ場に宿泊し、自炊体験や「アロハスフェスタ茅ヶ崎2015」に参加するなど、茅ヶ崎の自然とイベントを満喫した。
参加したのは福島県福島市や郡山市の児童。震災以降、福島県の子どもたちの保養支援に取り組んでいるNPO法人MONKEYPOD(東京都目黒区・二村麻紀代表)の企画で今回、初めて茅ヶ崎を訪れた。
郡山市から子ども2人と参加した小泉圭子さん(38)は「制限のある生活をしていると、当たり前のようなことでも子どもたちにさせてあげられないことがある。今回は自然の中でのびのびと過ごさせてあげることができて良かった」と話した。
被災地支援の思い重なる
福島県の子どもたちの保養キャンプは、シルバーウィークを利用して4日間にわたり行われた。
参加者はキャンプ場内の施設に宿泊し、屋内でのヨガ体験や海岸でビーチフラッグスやビーチサンダル飛ばしなどの浜遊びを楽しんだ。21日には、キャンプ場で催されたアロハスフェスタに参加して水風船大会や流しそうめん、バーベキューコンロを使ったバームクーヘン作りなどに挑戦した。
フェスタ主催者も支援
アロハスフェスタの参加には、同フェスタ実行委員会(宇井博美実行委員長)の協力もあった。
柳島キャンプ場で保養キャンプを計画していたNPO法人MONKEYPODと、被災地支援を考えていた宇井実行委員長らの思いが合致したことで参加が決まった。同法人の二村代表は「子どもたちに色々な経験をさせてあげられたことが何よりと思っています。また地域の人に福島の今を身近に感じてもらう良い機会になりました」と話す。
アロハスフェスタは「子どもたちが気軽にステージに立ったり、体験ができる、サーフィンとフラダンスを合わせたイベント」をテーマに、宇井実行委員長らが2009年から開催している。今年は9月20日・21日に柳島キャンプ場で開催。フラや沖縄三線などのステージと飲食・物販などのブースに加えて、今回から水風船大会や海岸を使った親子ボディボード体験などを行い、2日間で約2000人が来場した。
宇井実行委員長は「福島県の子どもたちが茅ヶ崎で良い思い出を作ることができたのなら嬉しい。これからも家族で気軽に参加できるようなイベントとして継続していきたい」と語った。
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