茅ヶ崎市のふるさと納税が好調だ。市外から1万円以上の寄附に対する返礼品を導入して丸1年が経過し、寄附件数は前年の年間4件から1600件、寄附額も28万円から91倍の2574万円と大幅に増加した。
ふるさと納税は、応援したい自治体へ寄附をすることで住民税や所得税の控除が受けられる寄附制度。地域のPRを兼ねて、一定額以上の寄附者に地域の特産品などを贈呈している自治体もある。茅ヶ崎市では全国で制度が始まった2008年に導入。当初は特産品の返礼をしていなかったが、返礼品に世間の注目が集まったことを受け、2015年4月から導入した。
返礼品は当初、海産物や肉類などの食品のほか、サーフィン体験など市内の18企業から43品を提供していたが徐々に商品の種類を増やし、4月5日現在で対象者に送るカタログに21企業・57品を掲載している。
食品が人気
全国的なふるさと納税ブームの過熱で、前年を遥かに超える寄附が集まった2015年度。返礼品は湘南ビールやアイスクリーム、しらすと干物のセット、ハムの詰め合わせなどが人気を集めた。寄附者は東京都が最も多く、次いで神奈川県、愛知県、大阪府、千葉県など都市圏からの寄附が中心。年代は30〜50代が全体の8割を占め、寄附者の8割が男性だった。
また茅ヶ崎市では、寄附者が寄附金の使途を選ぶことができるようにしており、「指定なし」を除けば「海浜の維持・保全」、「教育・スポーツの振興」、「健康・福祉の増進」の順で選択する人が多かった。
担当の市財政課では「返礼の特産品は随時募集している。今後は寄附していただいた方が実際に茅ヶ崎市に足を運んで、市の魅力を体感していただけるようなお礼の品を追加して、より多くの方に市をPRしていきたい」と話している。
ふるさと納税に関する問い合わせは同課【電話】0467・82・1111へ。
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