8月13日、14日に鵠沼海岸で行われた「第7回湘南藤沢カップ全国中学生ビーチバレー大会」で、西浜中学校女子バレーボール部が初優勝を果たした。昨年の夏、全国大会が中止となり果たせなかった「優勝」の夢を先輩から託され、1年越しで結実させた。
昨年の夏、同部からは2チームがこの全国大会に出場。初日の予選リーグを両チームとも1位で突破したが2日目に大雨警報が発令されたことで大会自体が中止に。記録が残らず夏を終え「全国V」の夢は2人の3年生(当時)から7人の2年生(当時)に託された。
2年生(当時・現3年生)たちは「大会が行われていれば優勝を狙えた」という思いと、その時の他県との練習マッチでの手ごたえからビーチとインドア、二足の草鞋でバレーボールに取り組むことを決意。体育館での室内練習のほか、西浜中から歩いてビーチに出て、日々トレーニングに励んだ。川上弘志顧問は「砂浜での体幹の強化や基礎体力向上を図り、砂の感触に慣れることができた」と振り返る。
1年の集大成全国の舞台で
今シーズン、全国出場を掛けた県大会が7月31日に行われ、69チームがエントリー。西浜中からはAとBの2チームが出場し、Bチームは2回戦で惜しくも敗退したがAチームが優勝を果たし全国へ駒を進めた。
全国大会へは、Aチーム4人とリザーブとしてBチーム2人を加えた3年生6人の福田鈴菜さん、荒井真咲さん、田中花佳さん、早川瑠那さん、藤崎香花さん、牧亜美紗さんのメンバーで臨んだ。大会初日、3校ずつの予選リーグを危なげなく1位で突破、翌日のリーグ順位ごとに行われる決勝トーナメントに進んだ。順調に勝ち進み、準決勝の愛知淑徳中(愛知県)との試合は劣勢から見事逆転。決勝では、県大会決勝と同じ組み合わせとなった藤ヶ岡中(藤沢市)を制し、念願の全国初優勝を果たした。
キャプテンの福田さんは「先輩が応援に来てくれて力になった。試合中ミスがあっても、チーム皆で声を掛け合えたのが良かったと思う」と話し、部長の藤崎さんは「これまでメンバー同士ぶつかることもあったが、その度にチームの仲が深まったと思う。1年間頑張ってきて良かった」と続けた。また、川上顧問は「優勝を目指して一生懸命練習してきた生徒が勝てて嬉しい。1年間の集大成を全国の舞台で展開することができた」と喜びを口にした。
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