茅ヶ崎市は4月7日、市重要文化財に指定されている民俗資料館「旧和田家」「旧三橋家」(ともに市内堤)を国の景観法に基づき景観重要建造物に指定した。
この指定は市景観計画に定められた方針に即したもので、市内初。県内ではこれまでに鴫立庵(大磯町)や旧川喜多邸別邸(鎌倉市)など5件、全国では442件が指定されている。
旧和田家は江戸時代の村役人を務めた家柄で、当時の大型民家の特徴とされる6部屋の間取りや規模の大きさ、屋根の高さを備えていること、旧三橋家は馬小屋などが建物内にあるなど、幕末の農家らしさが残っている点がそれぞれ評価された。両建造物とも改造が少なく、建築の経過が分かる記録が残っていることも合わせて評価を受けた。
今回の指定を受け、市は2021年度に同所への移転再整備計画を進めている「(仮称)茅ヶ崎市歴史文化交流館」や駒寄川と調和した景観形成を図る。また、今後両建造物の周辺で土地利用が行われる際には、建造物の景観が損なわれないよう指導を行う予定。市景観みどり課は「この地域の里山の原風景を守り、歴史文化を感じる場所にしていきたい」と話している。
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