父親に抱えられ障害のある男の子も海に入った
障害があっても、高齢になっても、まだ歩けない幼児でも気軽に海を楽しめる「バリアフリービーチ」への試験的な取り組みが、８月24日にサザンビーチで行われた。
地元有志らが企画し、海の中へ入ることができる車椅子「モビチェア」も用意。イベントには約50人が参加した。５年前に難病を発症し、両下肢に障害を持つ幸町在住の有本奈緒美さん（37）も、モビチェアに乗り海の中へ20ｍほど進んだ。「自分の住む街の海に初めて入れた」と嬉々とした表情を浮かべた。佐藤光市長も視察に訪れ、「みんながビーチに来られるようになれば」と話した。
実行委員の中海岸在住・山口順平さん（41）は、参加者の反応を見て手応えを感じた。「思っていた以上に楽しそうだった。海外に倣い、バリアフリーのビーチを茅ヶ崎でも根付かせたい」
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