インフルエンザが早くも流行の兆しを見せ始めた。茅ヶ崎市保健所管内(茅ヶ崎市、寒川町)の感染症発生動向調査による1定点あたりの患者数が第47週(11月18日〜24日)で「1・09」となり、流行開始の目安となる「1・0」を超えた。県下では第44週(10月28日〜11月3日)に「1・21」、管内でも昨年より2週間ほど早い流行入りとなった。
今シーズンは9月下旬に萩園中学校3年の2クラスでインフルエンザによる学級閉鎖が報告されたが、いったんは収束。流行開始後の11月27日には西浜小学校2年1組、12月3日には同小学校4年全クラス、柳島小学校4年1組が学級閉鎖となるなど、今後の増加が懸念される。
インフルエンザは管内11カ所の医療機関を指定し週に1度、患者数の報告が行われる。定点報告数は、1以上で「流行開始目安」、10以上で「流行注意報レベル」、30を超えると「流行警報レベル」となる。主な症状は感染してから1日〜3日ほどの潜伏期間を経て、38度以上の発熱、頭痛、全身の倦怠感、筋肉痛や関節痛が現れ、咳などの上気道炎症状が続く。感染力も高く、抵抗力の弱い乳幼児や高齢者への感染をはじめ、重症化することも多い。
インフルエンザは飛沫による感染が主な経路となるため、市保健所では「咳エチケットを心がけ、十分な手洗いを」と呼びかけている。
(12月3日午前起稿)
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