ウェブでライブが配信される様子
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、全国のライブハウスで公演中止が相次いでいる。３月には、国に損失補償を求める約30万人の署名がライブハウス関係者により提出された。
市内新栄町の「ＢＯＴＣＨＹ ＢＯＴＣＨＹ（ぼちぼち）」でも、ライブの中止や延期が続いている。経営する米田俊さん（63）は「３月の売上は平常時に比べて８割減。４月は９割減になりそうだ」と話す。マスク着用やアルコール消毒などを徹底しているが、来客はほとんどない。
窮状を打開しようと米田さんは、４月２日からインターネットを通じた配信サービス「Ｔｗｉｔ（ツイット） Ｃａｓｔｉｎｇ（キャスティング）」を利用したライブ配信を開始した。音楽バンドが無観客で演奏し、視聴者はその映像を購入する。初回は生中継で４人、録画で２人が閲覧した。
プロに正当な対価を
ライブ活動のみで生活費を稼ぐミュージシャンにとって、公演中止による影響は大きい。「カンパを募るという方法もあったが、やはりプロの演奏家への対価として、正当な料金が払われるべきだと思う」と米田さん。今後同じような危機が訪れた際に持続していくためにも、ネット配信の収益化は実現させていきたい考えだ。
今後のライブ配信予定や、閲覧方法などの詳細についてはＢＯＴＣＨＹ ＢＯＴＣＨＹのホームページ（【URL】https://www.botchy-botchy.com/）で確認を。
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