食事を無料や低価格で提供し、子どもから高齢者まで、幅広い年代の居場所やつながりの場の役割を担っている「子ども食堂」。市内では3団体が同食堂をボランティアで運営しており、昨今のコロナ禍のなかでも知恵を出し合いながら活動を続けている。
キッチンカーで提供
本村の子ども食堂「いただきます」では、初の試みとして6月の開催日にキッチンカーを手配した。18日に登場した鶏専門の「ROITON」は、代表の門脇匡志さん(42)が「コロナの影響を受けた方のために自分も何かしたい」と市に相談。同食堂へとつながり、参加が実現した。
当日は、揚げたてのチキンカツ弁当90食を用意。「美味しそう!」と目を輝かせる子どもを前に、門脇さんもうれしそうに笑顔をみせた。
次回は7月2日(木)・16日(木)午後5時から7時。大人300円・子ども(3歳以上)100円※提供方法は未定。場所は「茅ヶ崎教会」。(問)早川さん【携帯電話】080・5536・8096
3分の1は新顔
幸町の子ども食堂「おいしいね」は、普段は室内で利用者が食卓を囲んでいたが、3月以降は提供方法をテイクアウトに切り替え、6月は18日に90食分の弁当を用意し完売した。
18日に弁当を予約した人のうち、3分の1は初めての利用者だったといい、「家事の負担が減って助かる」という声が聞かれた。ひとり親も多く、弁当を予約した40代女性は、「コロナで仕事も減り、子ども3人分の食事が無料なのは本当に助かる」と語った。18日は弁当に加え、マスクやレトルト食品、お菓子なども利用者に配られた。
次回は7月16日(木)午後5時から7時。大人300円、子ども(18歳以下)無料※今後もテイクアウトの可能性あり。場所は「LAST50CENT」。(問)【メール】saiwaikodomo@gmail.com
「早く本来の姿で」
鶴が台の「みんなの居場所」では4月・5月を休止し、6月に弁当の配布を3回行った。予約制で各日60食を用意し、すべて完売した。普段は130人を超える利用者でにぎわう同所。運営者は、「早く本来の姿で再開できることを願っている」と話した。次回は未定。(問)小磯さん【携帯電話】090・3427・6290
|
<PR>
茅ヶ崎版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
<PR>