少年野球チームの鶴嶺ストロングボーイズが、11月7日に茅ヶ崎公園野球場で開催された秋季選抜少年野球大会・1部決勝戦で、室田ホークスを2対1で破り優勝した。同チームの秋季大会制覇は9年ぶり2回目。
22チームが参加し、今年9月から試合を展開してきた。例年、市総体の一部として開催してきたが、今年は新型コロナの影響で市総体自体が中止となったため、茅ヶ崎野球協会独自の秋季大会として企画された。
リベンジ果たす
室田は因縁の相手だった。8月の市大会準決勝では4対11の大敗。「リベンジを目指していた」と話すのはキャプテンの渡辺篤輝君(6年)だ。初回裏に犠牲フライで1点を先取したほか、先発投手として制球力を生かした内角攻めを展開。3回無失点の力投で、エースの徳田悠斗君(6年)につないだ。
徳田君も打たせて取る好投を見せたが6回表、相手4番打者に3塁打を打たれ同点に。最終回の7回裏、先頭打者となった徳田君が自ら3塁打を放った。「なんとしても塁に出たかった」と振り返る。その後打席に立った安楽海斗君(6年)が、相手投手のスローボールを捕え、ライト前へタイムリーヒット。安楽君は「練習の成果が出た。サヨナラを決めることができてよかった」と話した。
地域一体で指導
鶴嶺ストロングボーイズは鶴嶺小と浜之郷小の児童を中心に、約50人から成る。6年生主体の「リーグチーム」をはじめ、4チームに分かれ切磋琢磨している。
指導者は33歳から82歳の約40人。地域一体といえる体制が特徴だ。今年3月から6月は新型コロナのため練習を自粛していたが、指導陣はスマホの動画などを駆使し、自主練習メニューを共有してきた。リーグチームの徳田大介監督(40)は「優勝のうれしさはもちろん、練習もできない時期が続いた。試合の機会を下さった関係者に感謝したい」と話した。
|
<PR>
茅ヶ崎版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|