全国のクラブユースの頂点を決める大会『日本クラブユースサッカー選手権(U-15)』の神奈川県予選が先ごろ終了した。100チーム中、上位12チームが関東に進むことのできる同大会で、市内を拠点に活動する「シュートJrユースFC」が創部以来初の県制覇という栄冠を手に、「カルぺソール湘南」が6位で関東大会出場を決めた。
優勝に向け一体感
創部15年目となるシュートJrユースFC(茅ヶ崎)の歴史に新たな1ページが刻まれた。
3回戦、4回戦と勝ち進んでいくごとに、ピッチでのパフォーマンスはもちろん、ベンチメンバーの役割、熱気、優勝に向けてより強力な一体感が生み出された。
決勝戦では、鈴木正治監督曰く「100%の力が出せないと勝てない」強豪・クラブテアトロと対戦。チームが掲げる「全員で攻め、全員で守る」サッカーを実践し、2-0で勝利を収めた。キャプテンの水川昌志さん(3年)は、関東レベルの選手たちとプレーできることに個人的にもチーム的にも楽しみだと言い、「(関東は)チャレンジではなく勝ちにいきたい」と意気込んだ。
1年時の2部降格やコロナ禍もあり、「チームがバラバラになった」時もあった。嫌な空気感を打破し、それを乗り越えた今、さらなる飛躍が期待される。
カルぺソール大躍進
神奈川県大会で6位に入ったカルペソール湘南(堤)は、初の関東大会切符を手にした。
カルペソールの中学生チームは、発足4年目。これまで同大会で1勝もしたことがなかったが、現チームは大躍進を遂げた。初戦からの4試合で14得点を重ねて4連勝。準々決勝でクラブテアトロに0-2と敗れたものの、「大会を通して楽しむことがき、結果は自信にもなった」と秋山誠二主将(3年)は振り返る。
初めて迎える関東大会に向けては、「経験したことのない舞台だけど、自分たちの力を出し切って楽しみたい」(秋山主将)。
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