昨年6月から耐震改修と施設改修のために休館していた小和田公民館がリニューアルし、3月21日(祝)から供用が再開される。新たな門出を祝い、13日には美住町自治会が「かまどベンチ」を寄贈。浅井志子館長は、「地元住民の悲願だった改修がようやく実現し、感慨深い。今後も地域に愛される公民館づくりを行っていきたい」と語る。
小和田公民館は1980年5月、市内第1号の公民館として開設。2020年には開館40周年を迎えるも、老朽化に伴い、和式トイレ等の使いづらさや、施設の耐震性が課題になっていた。
こうした中、「公共施設整備・再編計画」に基づき、耐震補強と改修工事が進められてきた。
図書室に耐震ブレース
躯体工事では、1階図書室東側壁面に耐震ブレースを設置。内装工事では、トイレが和式から洋式に変更されたほか、こども室は茅ヶ崎の海をイメージしたさわやかなインテリアに。こども室の段差も解消され、全館をリフレッシュした。建物の柱や階段手すり、一部建具などは、塗り替えなどをしてそのまま利用されている。
美住町自主防災会が「かまどベンチ」
リニューアルに伴い、美住町自治会(朝岡通光会長)は、災害時に炊き出しなどができる「かまどベンチ」を寄贈。設置日となった13日には、地元工務店の協力の下、同館職員らと共同で、モルタルを打ったり、鉄網や座板などを設置したりと、ベンチ作りに汗を流した。
日頃から子どもたちの登下校の見守りや自主的な防災訓練のほか、17年には同館敷地内に、手動式の井戸を寄贈している同自治会。自主防災会の防災部長・水島將隆さんは「もともとあったベンチが壊れていたこともあり数年前から中学生ボランティアと一緒に設置する計画が上がっていたが、コロナの影響で持ち越しになっていた。数年越しの願いが叶い、ほっとしている」と語った。
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