目標達成(右上)を示す画面
茅ヶ崎商工会議所がクラウドファンディングを通じて支援を募っていた、「加山雄三さんのモニュメント（銅像）を茅ヶ崎に」と題したプロジェクトが２月21日、目標額の１５００万円を達成した。現在、銅像制作が進行中で、７月１日に除幕式が行われる予定。加山さんは目標達成を喜んでいるといい、式にも出席することになっている。
このプロジェクトは、同会議所が中心となって進めている茅ヶ崎の地を発祥とした「湘南サウンド」を後世に残そうとする取り組みの一環。
その原点ともいえる加山さんを顕彰することで茅ヶ崎を「音楽のまち」として発展させるとともに、新たな才能の発掘につなげるため、銅像制作が企画され、クラウドファンディングが昨年末にスタートした。
１件当たり３万円で支援を呼び掛けたところ、北は岩手県から南は沖縄県まで、５００人から１５２３万５８８０円の寄付があった。
その多くに「父母がファンでした」や「加山雄三さんは私のヒーローです」といったメッセージが添えられたという。
支援者は「加山さんのファンの証」として、銅像の台座の芳名板に氏名が記載される。
銅像の設置場所は検討中だが、茅ヶ崎海岸に設置される見通し。加山さんの銅像が建立されるのは全国で初めてで、茅ヶ崎にゆかりの著名人をあしらった等身大の銅像が制作されるのは市内でも例がないとされる。
目標達成を受けて同会議所の亀井信幸会頭は「皆さんの加山さんへの愛を形にすることができてうれしい。今回の取り組みを『湘南サウンド』を後世につなげていくためのスタートにしていきたい」と話す。
支援の声、今も
同会議所には、目標達成後も支援を申し出るファンからの電話やメールが後を絶たないという。担当者は「ご相談には応じますので、問い合わせてもらえれば」としている。
詳細は事務局【電話】０４６７・５８・１１１１へ。
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