市内乞田に本社を構える測量サービス会社「(株)CSS技術開発」(大山竜吾代表取締役社長)は5月20日、市役所を訪れ、今年4月に文部科学大臣表彰の科学技術賞を受賞したことを阿部裕行市長に報告した。
同社は、1985年に市内で創業。昭和記念公園や六本木ヒルズ、羽田空港など国内を代表する建物から多摩市内の公園等の工事測量を手掛けてきた。
今回、同社の高城雄三会長が開発した特許技術「コロコロ測量(転がすだけで道路の凸凹が高精度に測れる小型測量装置)」が、「平成28年度科学技術分野」で文部科学大臣表彰の科学技術賞を受賞。この技術が、従来よりも観測時間を大幅に短縮し、車線規制を必要としない測量を可能にすることで、より良い道路設計、騒音の少ない快適なまちづくりに寄与しているとして選出された。
当日、高城会長、大山社長らが阿部市長のもとを訪問。阿部市長は「多摩の街で会社を興され、アイデアや技術を育くんでいただいた。その技術を使って、暮らしやすく生活しやすい、安心安全な街づくりに貢献していただいているのは大変嬉しく、感謝している」と話すと、高城会長は「これを励みに、新しいアイデアで新しい製品を作り、また市長にご報告したい」と声を弾ませた。
模型を寄贈
また今年1月に阿部市長が同社を訪問した際に、測量の技術を用いて市長の全身を計測、製作した7分の1サイズの3D石膏模型を市長に寄贈した。阿部市長は、驚きと共に「実物よりもいいね」と感嘆の声をあげ、喜んでいた。
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