多摩版 掲載号:2017年4月20日号

「健幸都市宣言」とは 社会

安里政策監が解説

インタビューに答える安里政策監
インタビューに答える安里政策監
 ――多摩市健幸都市宣言はどのようにして作られたのでしょうか?

 「市民公募で起草委員会を作り、その中で決めていきました。年齢、住む場所も異なる6名の皆さんで議論を重ねてもらい、多くの人に読んで知ってもらうためにわかりやすい言葉で多摩市らしさを入れようと委員の皆さんに作っていただきました。原案を作り、公共施設やパブリックコメントで意見をいただき、学校でも取り上げてもらうこともありました。そうした過程を踏まえて素敵なものが出来上がりました」

 ――なぜ今宣言を出されたのでしょうか?

 「平成27年4月の行政計画第5次多摩市総合計画で打ち出された『健幸都市』は、高齢者であっても障害者であっても子育て中であっても誰もが健康で幸せに生きがいを感じられるようにしようというものです。

 一方で、何をすればいいのか市民はどう行動すれば健幸になるかというものが見えてこなかった。行政としてもどういう事業を打ち出しそれを支えていくのかを整理し、みんなで共通認識を持たなければならないと思っていました。そうした中で、27年度は健康づくりの観点でどういう取り組みが多摩市内でなされているかの分析を行いました。その後、私が着任し現状を把握した上で何をするかと打ち出したのが昨年度で、市民に向けて発信をということで『健幸都市宣言』を出そうということになりました。

 少子高齢化が進む中で、一刻も早く健幸は重要だという意識を市民の方に持っていただきたかったですし、健幸に沿ったアクションを一人でも多く、少しでも早く取っていただきたかった。行政としての基本方針の策定と、有識者による健幸まちづくりの要素を入れた事業案の検討、この宣言と並行して取り組みを進めてきました」

 ――できた宣言の印象はいかがですか?

 素敵なものができました。こういう行動が良いと、呼びかけたい内容はすべてここに入っていて、素敵なストーリーになっています。

 食は健幸の基本ということで、【1】があります。『美味しく』がキーワードで、食べ過ぎや低栄養が問題となる中で、美味しいと思える範囲で食べればちょうどいいのではないかと、深い考察の上に立っています。

 私自身は、幸せのポイントはこれだと思っているのですが、【2】には、自分がやりたいことを抑え込んでいたりすると、それは幸せではないし、健康も害していくと思うので、わくわくする心を大事にして心に従って行動しようという要素が入っています。

 【3】は、多摩市は豊かな自然があるのだからのびのび歩こうじゃないかと。【4】は【3】で出会った人たちに世代を超えて声を掛けあって、絆を深めていこうという素敵なストーリーになっています。【5】は、特に働きざかり層はしみじみ必要性がわかると思うですが、まずは「自分」、次に「周りの人」、さらに「余力があったら企画をしてさらに周り以外の人も健康に参画していこう」とつながっていきます。自分を大切にすることは、利己的な感じがして嫌だなと思うこともあるかもしれないですが、この【5】には自分を大切に、人も大切にしようというメッセージが入っているので、健幸になるコツが全部つまっていると思っています。

 これをいかに市民の方に広めていくかがが私の使命なので頑張ろうと思っています。

 最後に「多摩市作文」として、キャッチフレーズも作っていただきました。多摩市らしさの緑を入れて、たくさんの緑に囲まれ、まちへ出てまちを歩こうというのが健幸まちづくりの大きな柱。一人で家の中で過ごすのではなく、外へ出て人と出会ったり体を動かしたりして、そこに健幸があるよというのが、私がぜひとも伝えたいメッセージでもあったので、委員の皆さんの文とうまくリンクしていて、とても綺麗なものができあがったと思います」

 安里氏の解説による具体的な取り組みについて、次号で紹介する予定。

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