あす4月20日、市民文化会館でチャリティ公演を主催する湘南芸術協会の会主 五條 詠二さん 岡崎在住 36歳
世界めざす若き舞踊家
○…伊勢原や秦野で活動する日本舞踊の5団体で構成される湘南芸術協会。会主としてあす4月20日に開かれるチャリティ公演を企画した。当日はおよそ100人が流派を超え舞いを披露する。「多くの方たちに舞台に立ってほしいと思い、ショーの開催を決めました」。出演料の一部は東日本大震災の義援金などにあてられる。「一人ひとりの踊りが社会のお役に立てれば」とにっこり。
○…端正な顔立ちと、さわやかな声が印象的だ。日本舞踊・五條流の師範として国内のみならず、米国や欧州でも公演を行う。一方、老若男女を対象とした舞踊教室で講師を務めるほか振付師としても活躍する。昨年4月に開いた自主公演では1300人収容の会場を満員にした。「伊勢原には芸術に造詣の深い方が多い。自分の活動が伊勢原の文化や芸術に貢献できたらうれしいですね」。チャリティショーはその一環だ。
○…東大竹に生まれた。母が日本舞踊のファンだったことから、3歳で市内の教室に通い始めた。だが、陸上短距離やバスケットボールの方が好きだったこともあり10歳で稽古をやめた。高校卒業後にロンドンへ留学したことがその後を大きく変えた。道端で大勢の外国人に津軽三味線や大道芸を披露する日本人を見かけた。「芸だけで多くの人を魅了する姿に衝撃を受けました」。帰国後、20歳で故・五條詠昇氏の内弟子となり3年後師範に。現在は岡崎の実家と都内のマンションを行き来しながら公演や後進育成に尽力する。
○…来年2月には、太田道灌公を題材にした舞劇を行う予定だ。史実を基にアレンジし、踊りと殺陣で魅せるという。「伊勢原ゆかりの武将を堂々と演じたい」と意気込む。私生活では独身で舞踊以外に趣味はないそう。今後の目標は日本の芸術を世界に発信すること。「伊勢原出身の舞踊家として海外にも向かっていきたい」―。若き舞踊家の挑戦は始まったばかりだ。
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