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伊勢原版 公開:2014年4月18日 エリアトップへ

5月11日に「第23回公園緑花まつり」の会場内で園芸相談を行う 村上 睦朗さん 下糟屋在住 76歳

公開:2014年4月18日

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心優しい緑の博士

 ○…花卉園芸学を研究、指導してきたキャリアを生かし、毎年の公園緑花まつりで来場者の相談に乗ってきた。野菜の植え付けや害虫駆除、バラの病気の防ぎ方などテーマは多岐にわたる。園芸相談を始めて10年あまり。学生時代から培ってきた知識と経験を武器に、どんな質問も一刀両断。「分かりやすい言葉で優しくお答えしようと心がけています」。そんな姿勢で臨む園芸相談は毎年好評だ。

 〇…兵庫県の農家に生まれた。実家では、当時としては珍しくブロッコリーやセロリといった西洋野菜を栽培し、外国船に供給していた。幼いころから多種多様の野菜や果物に親しむなか、園芸に関心を持つように。高校卒業後は岡山大学園芸学科に進学。実家を兄が継いだこともあり、大学卒業後は「園芸学の道を突き詰めよう」と決意し、上京。都内の大学に勤めた後、37歳で恵泉女学園園芸短期大学の助教授となった。

 〇…この間、30歳で結婚。校舎が市内にあったため、夫婦で都内から伊勢原に移った。「大学の構内に住んでいましたね。伊勢原は初めての土地でしたが、人も自然も温かいと感じました」となつかしむ。持ち前の探求心で研究を続け、50歳で教授となり、名誉教授として67歳で退任した。現在、短大は廃止となったが校舎の見える三ノ宮の畑で農作業の毎日を送る。およそ2反の作地は、季節になると夏菊や姫ひまわりなど様々な花で彩られる。トマトやナス、キュウリなども作る。野菜は近所におすそ分けして残りは家で食べるそう。「自分で作った野菜を肴に晩酌するのが最高のぜいたくですよ」と、優しい表情で畑を見つめる。

 〇…定年後、旅行にも興味を持ったが「野菜や草花たちは皆、生き物。放っておくことはできない」と、畑を離れることはしなかった。「このあいだ、植えたクリスマスローズが咲くのは4年後。今から楽しみですね」―。緑と歩む人生に満足な様子だった。

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