ホームヘルプサービス「天使の手」で詩画を指導する 今井 公絵さん 上粕屋在住
言葉の広がりを大切に
○…「作品一つひとつが力強くて繊細。絵に対する情熱のようなものを感じます」。小稲葉にあるホームヘルプサービス「天使の手」の利用者たちに、週1回のペースで詩画指導をし続けて10年。今年も利用者たちが手掛けた詩画作品が、市立図書館のミニギャラリーに4月1日から展示される。詩画展も今年で10回目を迎えた。「力作をぜひ多くの人に見に来て欲しいです」と呼びかける。
○…知人だった「天使の手」の代表に依頼されたことをきっかけに、デイサービス利用者へ詩画の指導を始めた。詩画とは、水彩画で描いた野菜や植物などに手づくりの詩を添えるというもの。「同じ物をテーマにしても、人それぞれ違うことを感じるし、たまに驚くような発想も飛び出します。毎回とても勉強になります」とやりがいを語る。
○…秋田県出身。幼い頃によく母親が昔話や詩を読み聞かせてくれたという。気付けば自分で絵や詩を作ることが好きになっていた。20歳で上京し、結婚・出産後に伊勢原へ移り住んでからも創作活動は続けた。現在は5つの団体の作品展に携わる。同じ美術サークルに所属していた仲間で結成した『グループモーブ』による絵画展は今年4月で20回を数える。「感じたことを一つの作品として残せるので、詩も絵も楽しいんです」と目を細めながらこれまでの作品を見返す。
○…健康のためにジムへ通って体を動かしたり、気分転換に歌をうたうことも。「自宅のアトリエにこもっていても作品は思い浮かばないので」。最近では一緒に住む孫のことを自身の詩の題材にすることもよくあるという。「日常の中のふとした瞬間を忘れないようにメモすることが大切」と話す。「でも、メモして蓄えるだけではだめ。言葉の貯金はたまに引き出して、自分で広げていかないと意味がないんです」とにっこり。日常の中で発見した言葉を大切に、今後も創作活動を続けていくつもり。
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