藤沢版 掲載号:2017年10月6日号
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東京から熊本まで1200Kmをドリブルで踏破した

堀本 昭希(はるき)さん

21歳

震災を風化させない

 ○…2016年に地震で被災した熊本を元気づけようと、東京から熊本まで1200Kmをバスケットボールでドリブルしながら踏破した。33日間にわたる道中、インターネット経由で賛同者から資金を集めるクラウドファンディングで支援を呼びかけ、被災者を励ます寄せ書きのメッセージを募った。「熊本の震災を風化させたくない。あの日の出来事を忘れてほしくない」と強い思いを語る。

 ○…バイトで貯めた20万円と衣類などの最低限の荷物、背中には「東京熊本間ドリブル横断挑戦中」と書いた旗を掲げ、旅は始まった。今年6月に渋谷のバスケットボールストリートを出発し、初日から40Kmドリブルすると、股ずれや足の痛みが出始めた。痛みに耐えながら歩く道中、多くの出会いに恵まれたという。行く先々で食べ物や飲み物の差し入れを受けた。広島ではドリブルのことを知った人がラジオに投稿。番組で取り上げられ、リスナーが声援を送ってくれた。「元気づけようと始めたが、気付けば自分が応援されていた。人の優しさを感じた」と笑顔で話す。この挑戦で全国から33万円が寄せられ、活動に賛同した熊本市内のスポーツ店が用意したメッセージ入りのバスケットボールを中学校へ寄贈した。

 ○…兵庫県出身で阪神淡路大震災が発生した1995年に生まれた。4人兄弟の長男。バスケットボールは両親がやっていたこともあり、自然と子どもの頃から親しんでいた。小学4年生から本格的に始め、中高と部活に熱中した。現在学んでいる横浜市立大学に進学すると同時に用田へ移り住んだ。今はボールをペンに持ちかえ、経済学を学んでいる。1カ月ほど前に一人暮らしを始めるため市を離れたが、湘南台にある店のまぜそばが大好物だったとか。チャレンジを終えて「人は1人では何も出来ないと学んだ。熊本にはまだ傷ついている人が多くいることを知ってくれたら嬉しい」と微笑んだ。

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