「平塚で楽しく暮らして」 福島からの転入生 市長を訪問
東日本大震災で被災した福島県から平塚の親戚宅などに身を寄せ、市内小中学校に通う子どもと保護者が13日、市役所を訪れ、大蔵律子市長に平塚での暮らしを報告した。
大蔵市長が「平塚には大きな公園や海、ベルマーレというサッカーチームもあります。お友だちをたくさんつくって、楽しく暮らせるといいですね」と言葉をかけると、緊張した面持ちだった子どもたちは笑顔を見せ、市長らの質問に元気よく答えた。
金目中に転入した1年生の鈴木真央さん(12歳)は「Tシャツでもいいくらい暖かくて、自然が多いし人もたくさん」と平塚の印象を話し、「中学校では英語を頑張りたい」と、新しい学校での生活に意欲を見せていた。
鈴木さん一家は地震から4日後の3月15日、原発から10キロ圏内の富岡町から、真央さんの母・明美さんの実家がある片岡に家族4人で避難した。明美さんは「高速が使えず、平塚まで車で半日近くかかりました。身の回りの物が持ち出せなかったので不自由をしています」と話していた。
市内には、南相馬市や富岡町、大熊町、浪江町で暮らしていた小学生8人、中学生5人が転入。花水小や金田小、大野中、金旭中などで、新年度から学校生活を送っている。
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