昨年暮れから1月16日現在までに、市内各地でサルの目撃情報が30件あまり寄せられている。市の担当課職員は、「恐らく群れを離れた丹沢のサルではないか。サルの発見は例年、数回報告されるが、これだけ長い間市内を移動するのは珍しい」と困惑している。
初めて発見されたのは12月19日、大神の会社敷地内。その後、四之宮や東中原、榎木町などで目撃され、12月30日に夕陽ヶ丘、31日に松風町や錦町でも報告された。今年に入ると、立野町や豊原町、御殿、小鍋島などに移り、16日には富士見小学校や大久保公園付近、厚木市温水の工場で目撃されている。庭のみかんを食べられたケースがあったが、他の危害の報告はないという。2匹見たとの情報も寄せられている。
平塚市では、サルを脅かして山へ帰るように追い払いをかけるとしているが、広範に移動するサルの足取りをつかむのに苦慮しているという。担当課では、「エサをやらない」「近づかない」「目を見つめない」「からかわない」「大声を出さない」など、見つけた際の冷静な対応を周知し、市環境政策課(【電話】0463・23・1111)や警察への連絡を呼びかけている。
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