声に生きがい 朗読で全国へ 平塚江南高校 松本渚さん
平塚江南高校放送委員会の松本渚さん(2年)が、来年8月の「第37回全国高等学校総合文化祭長崎大会」で、放送部門朗読の部に出場する。
松本さんは、11月18日の県大会で2位に入り、約80人の出場者から神奈川代表の3人に選ばれた。
県大会は、神奈川県にゆかりのある作家や作品を題材にし、作品の一部を2分以内で朗読するもの。松本さんが選んだ作品『神様』は、秦野市で暮らした経験のある小説家・川上弘美さんの短編。1年生の国語の教科書で知ったお気に入りの物語だ。「予選は緊張で声が出なかった」というが、本選では抑揚を効かせた朗読で、自信たっぷりに発表を終えた。
「声を発することが生きがい」と話す松本さんは、合唱部と軽音楽部にも所属し、自慢の声に磨きをかける。朗読を続けることで、日本語への関心もより深まったという。
過去に2度出場した県大会は予選で敗退。今夏の県大会は、委員会内の選考で落選し出場すらできなかった。悔しさをばねに掴んだ全国の舞台に向け、松本さんは「思い切り楽しんで、自分の大好きな『神様』の世界を全国大会で伝えたい」と声を弾ませた。
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