平塚市博物館は、平塚海岸で2年ぶりにアカウミガメのふ化を確認したと発表した。
6月24日、海岸を訪れた釣り人から「ウミガメの足跡らしき砂跡がある」と連絡を受けた同館は、県土木事務所、新江の島水族館らに連絡を取り、現地を訪れた。海から続く足跡の先に卵を確認した職員らは、ふ化の記録装置を設置し、海岸を後にした。
装置データから推定される脱出日は8月23日。8月31日に行われた調査で、152個の卵のうち、抜け殻は110個確認された。
アカウミガメの細かい生態はまだ判明しておらず、同館は「平塚海岸で産卵する理由は不明だが、良い海環境だということでは」と推測する。アカウミガメの産卵地域の北限は静岡県御前崎とされているが、相模湾では1960年頃から観測され、平塚市では2008年から継続的に産卵が確認されている。また同館は「卵や子亀を見付けても、光を当てたり触れたりしないで」と呼びかけた。
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