富士見小学校の創立80周年記念式典が14日、同校で開かれた。前日には、富士見地区で生まれ育った同校の元教頭、小倉俊宏さんを講師に招き、富士見地区の80年を振り返る講演会も開催された。小学校とPTAが主催した。
記念式典は、児童も運営に参加し、同校の歴史クイズや卒業生インタビューなどを企画。昔の校舎数や給食などが話題となり、学校の歴史を振り返った。石田美江子校長は「学校が大好きだと思うようになって欲しい」と笑顔で話していた。
前日の講演では、同校の校長室に残されていたという古いアルバムなど、小倉さんが地域資料を一年がかりでまとめ、同校とそれを取り巻く地域の戦前・戦後の歩みを解説した。
小倉さんは、富士見小(当時、尋常第四小学校)が旧市内で唯一、空襲から焼失を免れた話や、富士山の眺望が旧市内で随一だったという校名の由来、PTAが1952年にグランドピアノを寄贈した逸話、地域を騒がせた同校講堂の火事などを紹介した。
地元老人会が雑巾を縫って学校に寄付する活動などにも触れ、教員として同校に勤めた経験も踏まえ、「富士見地区の歴史を支える源流は地域の絆、土地や子供たちへの強い愛情だ。このバトンを次の世代へと渡さないといけない」と、町の誇りを熱く語っていた。
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