平塚ロータリークラブ(清水孝一会長)が、60周年を記念した新規事業として、市内出身者が代表を務め、中国のハンセン病快復村でボランティア活動をするNPO団体「家-JIA-」の支援を開始する。2月11日(土)には中国人ボランティアと地元大学生らの若者交流会をホテルサンライフガーデンで開催予定だ。
中国ではハンセン病患者を隔離する快復村が600ほど存在し、2万人以上が劣悪な生活環境とともに地域から隔絶された状況で暮らしている。JIAは1〜3週間ほど快復村に住み込みワークキャンプを実施。トイレや道路などのインフラ整備や、身体の不自由な村人の家を訪問し世話をするほか、学生が出入りすることで周辺住民のハンセン病への恐怖心を取り除き、病気や快復者への理解を深めることも狙いとしている。
平塚ロータリークラブに所属する原田伊三郎さんの息子・燎太郎さんがJIAの代表を務めていることもあり、同クラブはこれまでも、卓話をお願いするなど交流してきた。今回、クラブ発足60周年を記念した新規事業を考える中で、海を越えた奉仕に着目。「若者の成長を応援したい」という同クラブの思いも重なり、日中の若い世代を中心に15000人が活動するJIAに白羽の矢を立てた。
同クラブは昨年12月に中国の広州市にあるハンセン病快復村を視察。活動費として10万円を寄付したほか、村人や学生ボランティアと交流した。今後、活動の周知など支援をしていく方針だ。
同クラブの清水裕さんは、「国や文化が違っても、社会に対して自分は何ができるのかと考え、成長する若者たちの姿は同じだった」と振り返り、「ボランティア支援をすることで、多くの人に活動を知ってもらいたい」と話していた。
交流会は2月11日の午前11時〜午後2時。参加希望者は同クラブに申し込む。問い合わせは平塚ロータリークラブ【電話】0463・23・5955。
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