平塚市内で2016年度に行われた発掘調査の成果を報告する「第6回平塚市遺跡調査・研究発表会」が8月26日(土)、平塚市教育会館3階大会議室(浅間町)で開かれる。午後1時から4時35分まで。入場無料。
今回報告する遺跡は▽六ノ域遺跡第17地点(四之宮3丁目)▽高林寺遺跡第18地点(四之宮3丁目)▽道半地遺跡第8地点(四之宮6丁目)▽真田城跡第4地点(真田1丁目)の4カ所。奈良時代から室町時代までの遺跡だと推定されている。
なかでも住居が300棟以上(7世紀末〜12世紀初頭)、掘立柱建物60棟以上(7世紀末〜9世紀)が確認、8世紀代に営まれていた相模国府の国庁脇殿とされている「六ノ域遺跡」では、「凡人部豊子丸(オヒトベノトヨコマル)」と3行線刻された灰釉(かいゆう)陶器が発見された。調査した(株)ひびきは「祭祀に関わるものではなく、製作工人が自らの名を記したとも考えにくい。なぜ文字が刻まれたのか」と話す。
「海洋民」に迫る
当日は「弥生から古墳時代の遠隔地交流―海洋民をめぐって―」を講演する。講師は県立旭高等学校教諭日本史担当の西川修一氏で、2時35分から3時35分まで。
海洋民は7世紀ごろには、関東近海で漁業や交易をしていたとされる民だが、資料が少なく未解明な点も多い。講演では彼らについて触れながら、弥生から古墳時代の交易について解説する。
問い合わせは、市教育委員会社会教育課【電話】0463・35・8124へ。
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