バトル形式の音楽イベント「raise」が先月15日、大阪府で開催され、市内日向岡在住の大学生・太田充祈(みつき)さん(21)が初出場で準グランプリに輝いた。
全国のプロ作曲家やDJら16人が出場し、事前に制作した曲を当意即妙にぶつけ合いながら腕を競いあう同大会。太田さんはパソコン(PC)一台で制作できる編集ソフトを使用し、アップテンポなダンスミュージックを作曲した。ピアノや管楽器の音を強調しようと「間」を作り、曲中にメリハリをつけることを意識。「自分の好きな音を観客に聞いてもらいたかった」と楽曲の狙いを説明する。
作曲を始めたのは中学生の時。「友人たちを楽しませたい」という思いから、趣味の一環で制作を続けてきた。制作時にはPCのキーボードで楽器の音色を鳴らし、曲を組み合わせていく。自身は楽器が全く弾けないといい、「楽器が出来なくても、作曲することができるのはPC制作の良いところ」と魅力を語る。
普段は東京農業大学で栄養学を専攻する大学3年生だ。「管理栄養士を目指しています」と日中は勉学に精を出し、授業後には近所のカフェなどを拠点に作曲に取り組む太田さん。今後は「学生生活を楽しみつつ、音楽ではアーティストに楽曲提供ができるくらいの技術を身に付けていきたい」と意欲を見せていた。
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