中井町役場付近で整備が進められていた県道77号(平塚松田線)比奈窪バイパスが、10月27日に開通する。1991年に着工したバイパス整備事業がようやく完了した。
平塚市南金目の県道62号(平塚秦野線)を起点とする県道77号は、松田町の県道72号(松田国府津線)につながる幹線道路。道幅が狭く、車両同士のすれ違いに支障をきたすことがあり、歩行者の安全確保や周辺環境の改善などを目的に24年前に拡幅とバイパス整備が始まった。
事業延長860mのうち、新中井トンネルから440mの区間は1997年3月に供用開始。JA中井支店前までバイパス道路が造られた。しかし、そこから先の中村川から県道709号(中井羽根尾線)に至る部分の工事は用地取得に歳月を要し、20年越しの事業となった。バイパスには標準幅員10mの車道とその両側に幅2・5mの歩道を整備。県道709号との交差点に信号機がつく。
開通後は周辺道路の交通規制が変わる。午前7時から8時まで県道709号富士見橋交差点から現在の県道77号へ進入することができなくなり、一方通行となる。大型車は通行できない区間も設けられる。同時に路線バスの運行ルートを変更。中村川沿いにある町役場西側のバス停を廃止し、バイパスに新しいバス停が設置される。
27日の開通に先立ち、杉山祐一中井町長らが出席して式典を行う予定。交通の円滑化と安全性向上、県央部と県西部を結ぶ道路網や災害時緊急輸送路としての機能強化などが期待される。
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