秦野市が「防災マップ・ハンドブック(保存版)」を作成した。マップは2010年3月以来のリニューアル、防災ハンドブックの作成は秦野市として初。
マップは、1枚の表裏に「防災マップ」「洪水ハザードマップ」の2種類があり、市内を6エリアに分けて自然災害の危険箇所や避難経路などを記している。
防災マップでは、2014年12月の県からの指定を反映して、市内の土砂災害警戒区域(412区域)と土砂災害特別警戒区域(68区域)を新たに追加。また市民からの問い合わせが多いというAEDの設置場所(193カ所・2014年12月17日現在)も加えた。
洪水ハザードマップは、急傾斜法に基づく危険箇所や、市内を流れる7本の2級河川が氾濫した場合の危険区域等を表示。新マップでは、豪雨時に道路の側溝などから水があふれる「内水はん濫区域」を追加した。
2つのマップでは危険箇所等を色で分けて表示することから、新マップには色覚異常(色盲・色弱)がある人でも識別しやすいカラーバリアフリーを採用した。
防災ハンドブックは、「地震編」「風水害編」「防災対策編」の3テーマで構成。自然災害から身を守るための事前の心構えや知識等の情報に加え、災害発生前、直後からの行動を時系列で例示しているのも特徴だ。
地震編では、発生中は屋内では机の下などにもぐる、3分〜5分後は火の始末や靴を履く、〜3日(72時間)では人命救助を最優先に行動しラジオ等で情報収集する等。風水害編では、豪雨時の雨量と人が受けるイメージをイラスト入りで示すほか、豪雨時に自宅から避難するタイミングや場所等の目安等も説明している。
地域で減災「DIG」推奨
秦野市が、防災ハンドブックにも盛り込んで推奨しているのが災害図上訓練DIG。災害や想像、ゲームをあらわす英語の頭文字をとった言葉だ。
自主防災会などで、各地域の地図を囲み、避難経路や危険箇所、避難に支援が必要な世帯などを書き込みながら自主防災活動に活かしてもらうことが狙いだ。市防災課では、自主防災会を対象にDIGの進め方を学ぶ養成講座やDIG用地図の無償提供などを行う。
同課では「防災マップ・ハンドブックは多くの人の生命を守るために作成した。向こう三軒両隣の精神で、災害に強いまちになるツールとして活用してもらえれば」と話した。
防災マップ・ハンドブックは3月30日頃から自治会経由で配布予定。自治会に加入していない人は公民館で入手できる。3月25日頃から市HPでも公開予定。
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