ナイフを持った不審者役の警察官に詰め寄る職員
秦野警察署では、相模原市の障害者施設で７月に発生した殺傷事件を受け、秦野市内にある知的障害者施設や障害者支援施設などの職員を対象とした対応訓練を行ってきた。これに続き、11月中旬には高齢者施設でも同様の訓練を初めて行った。
11月10日と17日には、特別養護老人ホームの社会福祉法人珀寿会「秦野陽光園」（曽屋１１７７の１）で職員を対象とした初の対応訓練が実施された。
最初に、不審者が施設内に侵入してきた場合の対処方法などを、映像と警察官の解説で学んだ。続いて、警察官が不審者役となり演習を２回実施。初回は、不審者を確認してから１１０番通報するまでの時間が３分以上かかった事などを踏まえ、２回目は迅速に対応。刃物を持った不審者の追い出し方法など、一連の流れを確認した。
同施設では、入所者により安心して暮らしてもらいたいと、今回の訓練を志願。「訓練を受けたか受けていないかで気持ちも違う。とても役立つ内容ばかりで参考になった」と参加者は話した。
秦野警察署では、今後も市内の高齢者施設を対象に同様の訓練を行っていく予定という。
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