秦野市消防本部と伊勢原市消防本部は2025年4月1日からの秦野市・伊勢原市共同消防指令センター(秦野市曽屋)の本格運用開始に先立ち、映像通報システム(Live119)の先行運用を5月7日に始めた。
Live 119は、スマートフォンからの119番通報者に動画の送信を依頼し、消防隊や救急隊到着前に現場の映像を消防指令センターで受信し、確認することができるシステム。
秦野市消防本部によると、システムの開始により119番通報のみでは伝えることが難しい状況でも、映像やGPSにより、現場の状況が把握できるようになるという。地理に詳しくない人からの通報でも災害発生場所を早期に特定でき、映像を通じて火災や交通事故などの災害状況を正確に判断することも可能になる。また、心肺蘇生法などが必要な場合、通信指令員が映像を確認しながら応急手当のアドバイスをすることで、より効果的な救急処置につなげられる。
近隣では藤沢市や大和市など県内6つの自治体が、同様のシステムをすでに導入。秦野市と伊勢原市では共同消防指令センターの運用開始までの期間、両市それぞれの消防本部が別々にシステムを活用していく。
システムの利用方法は
サービスは119番通報を受けた際、通信指令員が必要と判断した場合に、通報者のスマートフォンに消防からURLを記載したSMS(ショートメッセージ)が送信される。通報者はそのURLをクリックし、画面の案内に従って操作すると、通信指令員が通報者へ対応の仕方を教えてくれる。アプリをダウンロードする必要はないが、通信料は通報者の負担になる。
システムの先行運用を前に4月24日、共同消防指令センターでデモンストレーションを実施。人が倒れていた場合などを想定し、消防署職員がサービスの使い方や指示を受けながら心肺蘇生を行うなどの模範を示した。秦野市消防本部の担当者は「これまでは口頭だったため、指示を伝えても実際にできているか分からなかった。システムの導入により指令員が現場の状況を把握できるので、より的確な救命救助活動ができる。通報の際は周囲の安全を確保したうえで撮影をお願いしたい」と話す。
秦野市と伊勢原市からの119番通報を1カ所で行うようになる同センター。市境の地域など、互いの消防本部に出動指令を行い、災害現場にいち早く駆け付けられる隊への要請が可能になる。センターの建設にあたり2018年から検討を進めてきた両市。事業費はシステム導入費の300万円や、センターの建設費、設備費など全体で約15億円を見込む。
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