2020年度の全線開通を目指し工事が進む新東名高速道路の羽根トンネル工事現場(秦野市菩提2275付近)で3月22日、上り線貫通式が開催された。新東名の建設事業は現在、海老名南JCT〜御殿場JCTの約55Kmで進められており、同区間で計画されている約20本のトンネルのうち、羽根トンネルが最初に貫通した。
トンネル内で行われた上り線貫通式には、古谷義幸秦野市長や議会関係者をはじめ、工事を発注する中日本高速道路(株)秦野工事事務所(立野台1の4)の長浜勲所長ら関係者、施工者の鹿島建設(株)・(株)熊谷組特定建設工事共同企業体(JV)、地元の代表者など150人以上が出席した。
羽根トンネルは西側と東側両方から掘削作業が進められており、式典会場となったのはその貫通場所。貫通の儀(貫通掘削)を行う30秒前からカウントダウンが始まり、「掘削開始」の号令とともに東西の代表者6人がスイッチを押した。すると、用意されたテレビモニターに工事映像が流れ貫通したことを確認すると、東西を仕切っていた黒い幕が下がり大きな拍手で貫通を祝った。
その後、盛り土がされた貫通点で清めの儀や参列者による通り初め、樽神輿の儀、鏡開きなどが行われ、トンネル掘削工事が無事に貫通したことを山の神に奉告した。
古谷市長は「鉄路、陸路の整備なくして市の発展はない。サービスエリアやスマートインターチェンジもでき、秦野が西の玄関口になる。経済効果も大いに期待できるはず」と話した。
長浜所長は、大きな事故がなく工事を進められたことに対する感謝を伝え、「常に安全を最優先して工事を進めてきた。これからも開通後の利用者、地域の人に喜んでもらえる道路作りをしていきたい」と抱負を述べた。
羽根トンネルは、市内を通る新東名の本線部分にあたり、延長2・9Km。2014年8月に上り線の工事がスタートし、約2年半をかけて貫通した。今後、舗装や整備工事の発注がされ、完成は2018年度。下り線の掘削工事は現在、400mを超えたところ。
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