相模原ライズ×淵野辺小 プロ選手が"体育の先生"に 「相模原から広めたい」 児童は大喜び
市立淵野辺小学校(渡部強校長)での体育の授業で、地元アメフトチーム・相模原ライズの選手が指導することが決まった。今年4月から新学習指導要綱に追加される「フラッグフットボール」のコーチを務める。プロ選手が継続的に小学生の授業に参加するのは、市内で初めて。
「フラッグフットボール」は、アメフトの「タックル」の代わりに、プレーヤーの腰についた旗を取る競技。同校では、PTA会長がライズカフェ(淵野辺)のマネージャーを務める縁もあり、児童のコーチを打診。ライズ側が「淵野辺小をモデル校として、この競技が相模原から広まれば」と快諾し、実現した。
すでにコーチングが開始され、時間が合えば給食や昼休みの時間を児童と過ごすことも。渡部校長は「ふれあう時間が多いため、児童との信頼関係ができている」と感心した様子だった。
ライズ選手が指導
淵野辺小児童は大喜び
指導に当たる吉野太郎選手は、作戦を考える宿題を出すなど児童が積極的に競技に参加できるように工夫を凝らしている。その成果もあり、作戦を書き込んだノートを持参する児童の姿も見受けられ、自主的に練習に取り組む様子が伺えた。
吉野選手は、普段からアメフトスクールなどでも監督を務めている。同校でも「説明を聞くときは静かに」などと喝を入れる姿は本物の先生顔負け。休み時間には、サインをねだる子どもで行列が出来るほどの人気ぶりだ。吉野選手は「男女が協力してスポーツする姿勢が身についている。雰囲気が良く教えやすいですね」と目を細めていた。
渡部校長は「専門的に指導をしていただいて、どの子も生き生きとして喜んでいます」と笑顔を見せていた。
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