TVの不法投棄が急増 地デジ移行が影響か 市も対策検討
先月24日の地上デジタル放送への完全移行を反映してか、市内でここ数カ月、不要になったブラウン管テレビの不法投棄が後を絶たない。市はパトロールや処分方法の周知に力を入れる一方、新たな対策を講じる可能性もある。
─・─・─・─・─・─
市内における家電の不法投棄件数はここ数年増加の一途をたどっている。市資源循環推進課によると、2009年が493台だったのに対し、2010年には682台に。今年は、地デジ移行の影響もあり、さらに上回ることが予想される。市内で特に被害が大きいのは南区の新磯・相武台地区の調整区域や、緑区の津久井地区周辺。共通しているのは人気のない場所で、犯行は夜間に集中している。ただ近年では山林部や工業地帯だけではなく、市街地でも頻発しているのが特徴だ。
主な原因は「業者に頼むのが面倒」「リサイクル料金を払いたくない」など。犯罪と知ったうえで行う悪質な例が多く、市では「今後新たな対策を講じていく」と警戒を強めている。
|
|
|
|
|
|