北里"三陸"学生「また踊れる」 キャンパス被災 古淵『よさこい』出場へ
東日本大震災により被災した、北里大学三陸キャンパス(岩手県大船渡市)の学生約20名が、今月18日(日)、JR古淵駅周辺で開催されるイベント「第9回相模原よさこいRANBU!」(主催/同実行委員会)に出場する。同キャンパスの学生は、現在、南区北里のキャンパスに”一時避難”中。これまで10年以上にわたり東北地方のよさこいイベントで活躍してきたサークル「北里三陸湧昇龍」が、相模原で”東北色が強い”という、「華やかで激しい」自慢の踊りを披露する。
北里大学の三陸キャンパスは、吉浜湾の高台に位置し、約570名の学生が在籍。校舎は高台にあったため、津波は免れたが近隣に住む多くの学生が被害に。1/3以上のアパートが流され、「住めない状態」になってしまった。街を含め、生活基盤が失われたため、大学では4月、2015年度までの一時撤退を決定。学生らは被災地から引き揚げ、相模原のキャンパスで授業を受けている現状だ。
今回「よさこいRANBU!」に参加するのは海洋生命科学部の学生らによるサークル。震災当日は、帰省しているメンバーも多く、全員が無事だったそう。サークル活動が本格的に再開できたのは6月に入ってから。イベント参加の見送りを余儀なくされる中、7月に学校側から「古淵のよさこい」の案内を受けた。「また踊れるのは嬉しい。よさこいは地域の個性がでる踊り。当日は”相模原の踊り”も楽しみたい」(3年・有馬拓弥君)。イベントは11時から16時まで(少雨決行・荒天中止)。当日は4回、演舞を行う予定だ。
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