市内初のプロバレエ団「セェリバレエシアター」(田名・大谷悠子主宰)のメンバーが今夏、アメリカ・カリフォルニア州のサンディエゴで、現地バレエ団「チュラビスタバレエ」と国際交流公演を行った。日本から約25人ものダンサーが訪れることは珍しいとあって、ニュースを聞きつけた現地テレビ局のクルーが公演前日にリハーサル風景を取材。その様子は、生中継で放映された。
チュラビスタバレエとの交流は約10年前にスタート。2年に1度のペースで、互いの公演にゲスト出演し、交流を深めている。今回は1年前から企画してきた。
テレビ取材を受けたのは公演前日。舞台で披露する3作品のリハーサル風景をバックに、リポーターが両バレエ団や公演について、約15分にわたり紹介した。テレビ放映の影響もあり、翌日の公演は昼・夜の部とも満席。観客からは「すごく良かった」と絶賛された。
舞台のみならず、両バレエ団のメンバーらはパーティーを開いて交流を図った。言葉がつたなくても同年代同士はすぐに打ち解け、「最後はハグし合って仲良しになっていた」という。
子どもに経験を
同バレエ団では、バレエを通した国際交流に力を入れている。「幼い頃に、文化や言葉の違いを体験すれば強く記憶に残る。将来子どもたちが世界で活躍するきっかけになれば」と大谷さん。体験を通じて子どもの意識が変わったと保護者から話を聞くこともあり、世界に目を向ける大切さを痛感するという。「民間レベルだから、資金的にも頻繁にはできない。それでもできるだけ続けたい」。来年にはチュラビスタバレエを招待して、公演を行う予定だ。
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