若者の発想力をまちづくりに活かす取り組みが増えてきている。「エンジョイ上溝」をテーマにまちづくり事業を展開する上溝地区では、今回多摩美術大生に街頭調査を依頼し、未来像の発表会を開催。地域住民との意見交換やパネルディスカッションなどもあり、今後に道筋を残した。こうした動きが、今後も市内で活発化しそうな様相だ。
上溝地区では、昨年10月から多摩美大環境デザイン学科と共同で上溝の魅力を再発見する事業「上溝プロジェクト2011」を実施。今回の発表会では、学生ら40人が10組に分かれ、未来の上溝の模型などを制作した。展示物を見学し、学生と意見交換した地域住民からは「アイデアを受け止め、変えようとしないと上溝は良くならないのでは」など率直な意見が聞かれた。
エンジョイ上溝の実行委員は、まちづくり会議のメンバー。したがって、こうした学生の意見やアイデアをまちづくりに直接活かせる利点がある。まちづくりセンターでも「学生の声を次に活かし、オリジナルのまちおこしをしたい。2年ほどで事業も形になってきた」と手応えを口にする。
淵野辺では勉強会も
にこにこ星ふちのべ協同組合(茅明夫理事長)でも桜美林大学との連携を強化。すでに銀河まつりの実行委員会に学生を招き、会議を重ねた実績がある。今年からは、まちづくりのための勉強会も予定している。茅理事長は「来年度は大野北地区のいくつかの事業に学生を交え、共同で取り組みたい」と述べた。今年は、市内各地で「学生力」が示される一年になりそうだ。
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